みなさん、こんにちは。
東京栄養食糧専門学校の杉浦です。
東京都立川市の立川駅南口からバスへ乗ること9分、最寄りのバス停から道路を挟んで
向かいに見える保育園やデイケアサービスを営む「株式会社わくわく」さまを取材させていただきました。
保育園やデイケアサービスを営む会社がどのような商品を出すのだろうと、
入る前は少し身構えておりましたが、中に入るとデイケアサービスの利用者さまが
レクリエーションの時間でフロアにたくさんの人が集まっていました。
建物に大きく記されている「デイリゾート」という名前の通り、
リゾート気分が味わえるようなゆったりとした温かな空間作りが施されておりました。
壁を挟んだ奥には、保育園に通う子供達がちょうどおやつの時間で食事を楽しんでいる様子が伺えました。
さて、今回取材させていただく商品は「レモンケーキ」です。
レモンケーキは、ウィークエンド・シトロンというレモンの皮や果汁をふんだんに
織り込んだフランスの伝統菓子です。
焼き上げてから3日目の「レモンケーキ」と「ラスキー」の二種類を試食させていただきました。
まず驚いたのは、目の前でケーキを切り分けてくださっている時から香るレモン!!!!
焼き立ての香りと引け目を感じないほど、空気中にレモンの良い香りが漂っていることに驚きました。
ケーキを口に含んだ瞬間、レモンの爽快さと旨味がぎゅっと詰まっている!!!!
無農薬であり国内産のレモンの皮が良いアクセントとなり、またケーキの表面にたっぷりかかっている
白いグラサージュの濃厚さと酸味が口の中で広がり、噛み締めるごとにレモンを皮ごとかじるような
フレッシュな感覚を持たせ、さらに焼き上げから3日目ということもあり、バターが生地になじみしっとりさと
コクが表現されていて驚きというよりも感動が勝っていました。
続いて「ラスキー」は、レモンケーキを作る過程で、切り落とした生地を小さく切り、
ラスクのようにバターと砂糖をまぶして焼き上げたもの。
ただのラスクというよりクッキーに近い食感を持つため、
「ラスキー」と名付けられたとお聞きしました。
お話を聞いてから口に含み、噛んでみるとどこかで食べたことがあるような、
クッキーに近いバターのコク、しっとり感、ほのかにレモンの香りが感じられました。
本来であれば非公開であろうケーキを作る工程から見学をさせて頂いたのですが、
その過程一つ一つにこだわりを持ち、作り手さんは調理師でありパティシエールという経歴を持つ主婦の方でした。
そもそも、わくわくさんで働かれているスタッフさんの9割が主婦の方とのこと。
毎日、家事や子育て仕事に頑張るスタッフさんへ、ふっと一息つける時間に至福を
感じてほしいという気持ちから始まった月ごとに変わるおやつ時間。
そこから生まれたウィークエンド・シトロン。
ウィークエンド・シトロンとは、週末に大切な人と食べるケーキという由来があり、
日を重ねるごとに味に変化が生まれる為、何日かに分けて食べるのがおすすめです。
ラスキーもまた美味しいのに捨ててしまうのは勿体無いという想いから生まれた商品であり、
「ご家族の方や大切な人と一緒に食べてほしい」と経営企画部部長の片桐さんから想いの
こもったお話をしていただきました。。
株式会社わくわくさんは人もモノも大切にされている会社さんです。
地域の方を助けたいという想いから生まれた保育園とデイケアサービス。
子育てを頑張るお母さんを助けたいという想いから生まれたおかずサービスや
今回ご紹介したレモンケーキ。
レモンケーキに使われていない部分もまた新たな商品として生み出していくとのこと。
今後も目が離せません!
毎日、「ありがとう」が響き合う人と人とのつながりを大切にされている素敵な空間に
訪問させていただいたこと、栄養士科で学ぶ私にとって理想とする現場となりました。
苦労もあり、葛藤もあり、いろいろな経験を経て、たくさんの人が集まりこの形に辿り着いた
レモンケーキです。
皆さんもぜひご家族や大切な人とともにレモンケーキを食べてみてはいかがでしょうか。
食の物産展「物産・逸品Webモール」では、 産学連携の一環として学生の皆さんが出展者のお店をめぐり、
その魅力をレポートします。
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